①紙プラスチック複合材料。紙は印刷性に優れ、通気性に優れているものの、耐水性が悪く、水に触れると変形しやすい。一方、プラスチックフィルムは耐水性と気密性に優れているものの、印刷性が低い。両者を複合することで、プラスチック紙(表面材はプラスチックフィルム)、紙プラスチック(表面材は紙)、プラスチック紙プラスチックなどの複合材料が形成される。紙プラスチック複合材料は、紙の耐湿性を向上させると同時に、一定のヒートシール性も有する。乾式複合工程、湿式複合工程、押出複合工程によって複合することができる。
②プラスチック複合材料。プラスチック-プラスチック複合材料は最も一般的な複合材料です。各種プラスチックフィルムはそれぞれ長所と短所を有しています。これらを複合することで、耐油性、耐湿性、ヒートシール性など優れた特性を持つ新材料が生まれます。プラスチック-プラスチック複合により、OPP-PE、BOPET-PP、PE、PT、PE-EVOH-PEなど、2層、3層、4層などの複合材料を形成できます。
③アルミとプラスチックの複合材料。アルミ箔はプラスチックフィルムよりも気密性とバリア性に優れているため、PET-Al-PEなどのプラスチック-アルミ-プラスチック複合材料が使用されることがあります。
④紙・アルミニウム・プラスチック複合材料。紙・アルミニウム・プラスチック複合材料は、紙の優れた印刷性、アルミニウムの優れた防湿性と熱伝導性、そしてフィルムの優れたヒートシール性を活用しています。これらを組み合わせることで、新しい複合材料が得られます。例えば、紙・アルミニウム・ポリエチレンなどです。
フェクソマシンどのような複合材料であっても、外層は印刷性や機械特性が良好であること、内層はヒートシール接着性が良好であること、中間層は遮光性、防湿性など内容物に必要な特性を備えていることが求められます。
投稿日時: 2022年10月22日